2023年01月25日(水)大量の音楽鑑賞とPC作業と近所であれこれ用事
2023年01月25日(水)大量の音楽鑑賞とPC作業と近所であれこれ用事
晴れのち快晴。昨夜に続いて依然として風は強い。
9時半頃に目が醒めたんだったか?
しばらくはベッドの中でごろごろしながらスマホいじり。
10時6分に最終的に起き出した。
今日になったら強風はすっかり止んでいるだろう‥‥なんて思っていたら、昨夜ほどではないにしても、今日も依然として強風。
そして冷え込みも依然として凄い。
台所で洗い物や目玉焼き作り。
10時45分から朝食。
「サトウのごはん/コシヒカリ」1つ+「桃屋/ごはんですよ」+「ロ-スハム」4枚+「目玉焼き」2個。
食べながら、昨夜録画した、
◆録画『モヤモヤさま~ず/高田馬場』
を途中まで観る(~11時10分)。
11時17分からPC作業(~14時21分)。
昨日24日(火)のブログを完成させてアップ(12時7分)。
その後もあれこれPCいじり。
並行して、
◆CD『シノ-ポリ&VPO/ツェムリンスキ-/叙情交響曲』(1995年/DG)
を聴く(~12時22分)。
オケがVPOという事もプラスに作用しているのか、これはこれで秀演だと思う。

ただ、去年だか一昨年に聴いたマゼ-ル&BPO盤(1981年/DG)のCDの方が、自分的には上だと思う。
あのCDを聴いた時は「ほほお‥‥」と感心しながら熱心に聞き入っていた記憶があるが、それに比べるとこのシノ-ポリ&VPO盤(1995年/DG)は結構退屈しながら聴いていた感じ。
更に、
◆CD『シノ-ポリ&ドレスデン国立菅/R・シュトラウス/歌劇《平和の日》』(1999年/DG)
を聴く(12時半~13時50分)。
2001年に発売されたものだが、それってちょうどシノ-ポリが亡くなった頃だったな‥‥。
だからシノ-ポリの死が近かった頃の録音‥‥ってこと。
ちなみにこのCDのジャケットに採用されているのは『ピカソ/未来の鳩』である。

前述の通り、このCDを購入したのは、発売された2001年の事だと思う。
ところがR・シュトラウスのオペラ『平和の日』なんて、曲自体が「初めて聴く」という類いのもの。
ていうか、このCDが出るまで自分はタイトルすら知らなかった。
だからこのCDが出た時には「R・シュトラウスにこんな曲があったんだ!」と。
しかし、これまで多くの一流指揮者が取り上げてこなかったわけだから、「どうせ大した曲ではないんだろ?」とも思った。
というわけで、このCDを購入したのは2001年だが、購入以降は今に至るまでずっと「放置」したまま。
だからこの曲は、なんと今日初めて聴いた事になる。
CDを購入してから20年以上も経過してようやく初めて‥‥‥だ。
聴いてびっくり!
シノ-ポリの演奏がどうのこうの‥‥という前に、曲自体がとてつもなく素晴らしい!
特に後半部分を聴いていた時なんか、「おいおいおい、何なんだこの名曲はっ!」と、かなり興奮してしまったぞ。
例えていえば、マ-ラ-の第2『復活』と第8『千人の交響曲』を合わせたような作風か?
う~む‥‥これだけの曲を、なぜ世の一流指揮者達は録音しなかったのだ?
カラヤンあたりが録音していてもおかしくなかったのでは?‥‥と思うのだが。
なお、「タワ-レコ-ド」のHPで調べてみたら、この曲のCDって、そもそもこのシノ-ポリ盤(DG)とサヴァリッシュ盤(EMI)の2種しか出されておらず、しかも今ではこの2種とも廃盤になってしまっているようだ。
となると、今になってこの曲をCDで買おうとしても無理‥‥って事ですな。
当時このシノ-ポリ盤を買っておいて本当に良かった!
さて、今日この後にやるべきことは以下の4点。
いつものように母の預金口座からお金を下ろす。
市の給付金申請書類を作り上げて発送する。
煙草1箱を買う。
東部公民館に届いている図書館取り寄せ本を受け取る。
つまり今日は「東菅野/マルエツ」へ行く必要は無い。
近所だけで全てが賄える。
1F居間にて「市の給付金申請書類」を作る(~14時45分)。
15時11分に自宅を出る。
昨夜と同様、今日も冷え込みが凄い。
旧「ロ-ソン」へ向かうル-トでW商店街方面へ。
途中のW郵便局前のポストに、先程作った「市の給付金申請書類」を投函(15時20分)。
そして郵便局向かいの公園で写真を1枚。

W商店街にある千葉銀行ATMにて、母の預金口座から20万円を下ろす(15時24分)。
「自宅近く/ミニストップ」。
店前の喫煙所で一服。
そして煙草1箱=580円を買う(15時36分)。
さて残りは東部公民館。
「自宅近く/ミニストップ」近くの公園を通るル-ト(15時40分)。

この階段を下りて少し歩けば目的地の東部公民館。

東部公民館(15時44分~15時45分)。
取り寄せを依頼していた、
▲『久生十蘭/魔都』(創元推理文庫)
を借りる。
この本は所有しており、自宅の本の「山脈」から「発掘」出来て現在手元にもあるのだが、敢えて借りて図書館本で読むことにした。
まあ、こんなマニアックな本を借りる人は殆どいないだろうから、こうして既所有の自分が借りても差し障りはないだろう。
15時50分の帰宅。
16時23分からPC作業(~17時58分)。
本日25日(水)のブログ下書き作業。
併せて缶ハイボ-ル1本。
作業途中の17時半に新聞屋が集金に来た。
毎度のことだが4300円。
今日は煙草1箱=580円だけの出費で済んだ!‥‥なんて喜んでいたら、ここで4300円の出費が出て来てしまった。
PC作業と並行して、
◆CD『テンシュテット&LPO/マ-ラ-/交響曲第2番』(1981年/旧EMI)
を聴く(16時23分~17時58分)。
テンシュテットのマ-ラ-といえば、旧EMIに全集を録音していた1980年前半の頃に一世を風靡したものである。
この1980年代前半の頃は「マ-ラ-といえばテンシュテット」みたいな風潮があった。

しかし1980年代後半に入り、アバド(DG)、インバル&フランクフルト放響(DENON)、シノ-ポリ(DG)、そして大本命たるバ-ンスタインの再録音盤(DG)‥‥等のマ-ラ-全集が出て来たら、なんかテンシュテット盤(旧EMI)は忘れられた感じになってしまった。
確か故・宇野功芳氏はテンシュテットのマ-ラ-を全く評価していなかったはず。
自分もこうして改めてテンシュテットのマ-ラ-CDを聴くに、確かに部分的には良いところもあるのだが、全体として聴くと、何か物足りない印象を受ける。
例えばこの『第2』で言うと、第1~第3楽章は殆ど不満が無いのだが、第4楽章は極めて平凡に聞こえるし、第5楽章は全然評価出来ない「がっかり」レベル。
これなら大本命たるバ-ンスタイン盤(DG)をわざわざ持ち出さなくても、アバド(DG)やインバル&フランクフルト放響(DENON)の方が「まだマシ」的に思えるのだが‥‥。
まあ、自分本来のきちんとした再生装置で聴けば印象は変わるかもしれない。
なんせ今はTVなんざを使って聴いているからな‥‥。
18時頃から夕食の支度。
「マルちゃん/焼きそば」+「カット野菜/炒めるキャベツ」1パックで、焼きそば二人前を作る。
18時半から夜飲食。
焼きそば二人前+「金麦」1本。
飲食しながら、昨夜録画した、
◆録画『モヤモヤさま~ず/高田馬場』
を観る(~18時57分)。
今朝途中まで観ているので、その続きから。
引き続き、今日録画した、
◆録画『孤独のグルメ/シ-ズン6/第12話』
を観る(~19時25分)。
過去に観たことないもの。
五反田駅前の「飲み屋が大量に集まっているビル」の中の食堂が出た。
ちなみにこのビルは知っているぞ。
このビルにある飲食店に入った事はないが、このビルそのものに足を踏み入れたことはある。
19時36分からPC作業(~21時)。
併せて缶ハイボ-ル1本。
本日25日(水)のブログ下書き作業の続き。
21時にPCの電源を切る。
その後は1Fソファ-で図書館本『ヴァン・ダイン/甲虫殺人事件』(創元推理文庫)の続きを読み始めたが、ほんの数ペ-ジを読んだところで寝落ちて爆睡。
22時40分に目が醒めた。
だらだらと寝る支度。
ちょいとスマホいじりもしていた。
0時1分に1Fベッドに入る。
昨夜とほぼ同じペ-スだ。
ベッドの中では再び図書館本『ヴァン・ダイン/甲虫殺人事件』(創元推理文庫)の続きを読む。
176ペ-ジ/401まで読み進めた。
慈善家で美術愛護者のベンジャミン・カイル氏が、ブリス・エジプト古代博物館内で死体となって発見された。名探偵ファイロ・ヴァンス+マ-カム検事+ヒ-ス部長刑事のレギュラ-・トリオがこの殺人事件の捜査に乗り出す。事件現場のあらゆる手掛かり&証拠は、明らかにこの博物館の館長たるミンドラム・ブリス博士を殺人犯として指し示していた。マ-カム検事とヒ-ス部長刑事はブリス博士を最重要容疑者として逮捕しようとするが、名探偵ファイロ・ヴァンスは「明白な証拠があまりに揃い過ぎている。その点がどうも気になる」と逮捕に難色を示す。果たしてブリス博士が犯人なのか?それとも他に真の殺人犯がいるのか?
ヴァン・ダインは1920年代にデビュ-した大昔の作家。長編は全12作。第1作目『ベンスン殺人事件』でデビュ-。第2作目の『カナリヤ殺人事件』は当時驚異的なベストセラ-となり、これにて一流ミステリ作家の仲間入り。そして第3作目『グリ-ン家殺人事件』と第4作目『僧正殺人事件』はミステリ史に残る歴史的傑作として有名。しかしそこからは下降線を辿り始め、第5作目のこの『甲虫殺人事件』と第6作目の『ケンネル殺人事件』では取り敢えず「そこそこの」レベルは保ったものの、それ以降の後半6作品は「お話にならない酷さ」‥‥というのが世間一般の評価。そして海外では、もはやヴァン・ダインは「忘れられた作家」になってしまっているらしい。1930年前後の海外ミステリ黄金時代のエ-ス級が「忘れられた作家」になってしまったというのも寂しい限り。そういえば日本でも以前は全12作の全てが創元推理文庫で常に読めていたのに、今ではその半分以上が絶版になってしまっている。ついに我が国でもヴァン・ダインは「忘れられた作家」になってしまったのだろうか?
自分がヴァン・ダインを初めて読んだのは小学校2~3年の頃だったと思う。その時はジュニア版で読んだわけだが、当時出ていたのは『甲虫殺人事件』『ケンネル殺人事件』『グリ-ン家殺人事件』『ドラゴン殺人事件』の4つ。確かジュニア版では『甲虫』が『エジプト王ののろい』、『ケンネル』が『スコッチテリアの謎』、『グリ-ン家』が『姿なき殺人鬼』、『ドラゴン』が『恐竜殺人事件』‥‥と改題されていたと思う。ちなみに『エジプト王ののろい』と『のろい』を平仮名表記したが、これは当時のジュニア版のタイトルが確かそうなっていたため。子供には「呪い」という漢字は難しすぎると出版社側は思ったのかな?その後にヴァン・ダイン作品は創元推理文庫版でも読んだが、当時の自分の印象は「大して面白くない」というもの。「お話」的にあまり面白くなかった上、なんか文章が恐ろしく堅苦しい。更には専門的な学術用語やラテン語などが頻繁に出て来るのも煩わしい。しかし当時は「ミステリを読む者にとって、ヴァン・ダインは必読書」みたいな風潮があったため、その後も我慢して頑張って読んだ。最終的には全12作中11作を読了している(全て創元推理文庫)。当時「一番まとも」だと感じられたヴァン・ダイン作品は、高校3年(=1981年)の秋の日曜午後に都内の某喫茶店で一気読みした『僧正殺人事件』。これは「お話」的にも面白かったし、犯人も自分は最後までわからなかった。ただ、それもあくまで「ヴァン・ダイン全12作の中では一番まとも」といった相対的な評価であり、クイ-ンやカ-やクリスティ-を差し置いて読むほどのものではない!‥‥とも思っていた。例えば同時期に、やはり都内の某喫茶店で一気読みした『クリスティ-/青列車の秘密』(早川文庫)の方が、自分にはずっと面白く感じられた。大学時代にミステリ好きの後輩がいたが、飲みに行った時に「僕の一番好きなミステリ作家はヴァン・ダインなんです」と言うのを聞き、自分は心の中で「こいつ、変な奴だな‥‥」なんて思ったりもしていたほど(笑)。自分の中でヴァン・ダインの評価が幾分変わったのは2010年を過ぎてから。創元推理文庫から1作目の『ベンスン殺人事件』の新訳版(新訳ではなく単なる新装版だったか?)が出たので、これを購入して読み返してみたところ、「おおおっ、面白いではないか!」‥‥‥とまでは感じられなかったものの、初読の時のような「恐ろしく退屈」といった状況にはならなかった。そこで今度は代表作である3作目の『グリ-ン家殺人事件』の読み返しをしたところ、こちらは充分に「おおおっ、面白いではないか!」と感じられた。そこで更に『グリ-ン家』と並ぶ代表作である『僧正殺人事件』も読み返してみたところ、これまた面白く感じられた。こうして読み返しているうちに気がついたのだが、ヴァン・ダインがこだわっているのは「意外な犯人」とか「お話の面白さ」とか「驚天動地の真相」とかではなく、ミステリの「形式美」なんだと思う。「意外な犯人」とか「お話の面白さ」とか「驚天動地の真相」といったものはどうでもいいから(というと言い過ぎかもしれないが)、探偵や警察が関係者の事情聴取をしっかりやり、事件現場などにはきちんと手掛かりが残されており、そこから推理していくと結論はこれしかないでしょ?‥‥という形式をきっちり守る事なんだと思う。その形式のためには「お話」とかがある程度犠牲になっても仕方ない‥‥なんて考えていたんじゃないかな?だからヴァン・ダインの作品って、大抵は「お話」的に面白くない。取り敢えず2010年以降の読み返しで4作目の『僧正』までの再読を終了したが(それ以降の作品は自宅で行方不明。そして創元推理文庫版が絶版になっているため、改めて買って読むという事も出来ない)、やはり自分が本当に面白く感じられたのは『グリ-ン家』と『僧正』の2つくらい。最悪だったのが2作目の『カナリヤ殺人事件』で、発表当時は大ベストセラ-になった‥‥との事だが、自分はこれを読んでてとにかく退屈で退屈で、もう読んでて苦痛極まりなかった。読んでてここまで苦痛だったミステリも珍しく、読了まで1年くらいかかったんじゃなかったか?また、初読の時には4作目『僧正』をヴァン・ダインの最高傑作と考えていたが、読み返しの結果、3作目『グリ-ン家』が最高傑作だと考え直した。この『グリ-ン家』を読んでいると、この作品が「完璧に設計された堅牢な建築物」のように見えてくる。まさしく形式美の極致!しかし『僧正』はそこまでとは感じられない。この『グリ-ン家』、この読み返しの時には「お話」的にも結構楽しめた。そして登場人物達(=被害者達)はとにかく奇人変人揃いの非常識人達であり、ある意味、キャラ的に面白かったぞ。
さて、現在再読中の『甲虫』は5作目であり、ぼちぼち下降線を辿り始める時期の作品。前述の通り所有本は自宅で行方不明だし、創元推理文庫版も絶版なので買い直しも出来ず、地元の図書館で借りた。ただ、これって棚には無くて閉架の書庫にあったので、長らく借りる人もいなかったんだろうな。取り敢えず順調に読み進めているが、謎の魅力とか「お話」的には、やはり『グリ-ン家』『僧正』ほどではないな‥‥という気はしている。最後まで読んだわけではないので最終的な評価はまだ出来ないが、ただ、『グリ-ン家』や『僧正』には、もう冒頭の時点で「これは大傑作なのでは?」といったオ-ラが感じられた。しかしこの『甲虫』には残念ながらそれが無い。
0時44分に読書を終了して電気を消す。
全然眠くないので「昨夜みたいに今夜も寝られないかも?」なんて思っていたところ、やはりなかなか眠れず。
かなり経ってからようやく寝落ちたが、最後に時計を見たのは夜中の2時半頃だった。
まあ、昨夜に比べたら、これならまだ遥かにマシだったな。
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Date: 2023.01.26 Category: diary-2023-ts
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